印象に残った遺品整理|神奈川遺品整理なら青空サービス

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コラム

印象に残った遺品整理

2018/06/12



 

印象に残った遺品整理はいくつかあります。このコラムで少しずつ紹介したいと思います。
とある別荘地での遺品整理を紹介します。
こちらの住人の方はお亡くなりになって一年くらい経過していてご遺族の方がこの別荘を売却したいので遺品整理を依頼して下さいました。
お住まいだった方は、工芸職人の方でその道を究められていたそうでいろんなところから講師の依頼があり、ご自分の道を究められるとともに後進の育成にも力を注がれていたそうです。
別荘は、作業場と居間とに分かれていて別荘としては比較的大きな建物でした。
遺品の多くは工芸関係の作業道具や材料、関連の書籍でした。ご遺族の方はこの関係の仕事はされていないそうで全て処分してもらっても構わないとのことでした。
作業場だった部屋には製作途中の欄間や飾り棚、今までに見たことも触ったこともないような専門的な工具や材料、日本古来の染料などが所狭しと山積になっていました。特に染料などはどうやって処分するか考えさせられました。また、材料関係や道具も小さなものが多く搬出はコンテナとガラ袋を大量に使用しました。通常のビニール袋ではすぐに穴が開いてしまします。
居間の本棚は専門書や図鑑、辞典で埋まっていました。こちらでお住まいの間はずっとご自分の道を探求されていたのがうかがわれました。また、工芸関係の大会が全国各地で行われていたようでその土地土地の民芸品や工芸品も沢山残されていました。



遺品整理最終日にご遺族の方がお見えになりすっかり片付いた家の中をご覧になり本当に喜んでくださいました。ご家族の方は遠方にお住まいなので家族だけではとても片付けられないと言われ安心されたご様子に請け負った当社でも一安心しました。亡くなられた方のご意向でこちらの別荘に一人でお住まいだったそうでご家族の方はいろいろご苦労があったそうで、そんな話もして下さいました。最後に別荘の周りの草刈りをしてほしいとのご依頼がありましたので、こちらは知り合いの<a href="http://aozora-service.com">便利屋</a>にお願いをすることにして当社の遺品整理は完了しました。
今回の遺品整理で印象に残ったことは、究め人の仕事に対する構え方に執念というか厳しさのようなものを感じるとともに、今回の遺品整理をさせて頂いたことで改めて日本の伝統工芸の素晴らしさの一端を垣間見た感じがしました。ありがとうございました。

 

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