印象に残った遺品整理 2
2018/07/05
印象に残った遺品整理はいくつかあります。このコラムで少しずつ紹介したいと思います。
神奈川県相模原市の遺品整理を紹介します。
こちらの方はアパートに住んでおられて多少足が不自由なので毎日ヘルパーの方がお買い物や身の回りのことをしていました。足が不自由なのが原因かどうかは分かりませんが、アパートの玄関の前に空き箱やビニール袋にはいったゴミらしきものやポリタンク、自転車などが置かれていて、見かねたヘルパーさんが当社に依頼をして下さいました。
お伺いして本人とお話して納得してもらったうえで、玄関前のものを片付けました。
それからしばらくしてこの方は以前患ったことのある腎臓の病気が再発したとのことで入院されたそうです。しかし、治療の甲斐もなく病院でお亡くなりになったそうです。その後、関西地方にお住まいの身内の方が遺骨を引き取られたそうです。その際にアパートのものは全て処分してほしいと、以前担当されていたヘルパーの方に言われたそうで、そのご縁というかつながりで当社に遺品整理の依頼をして下さいました。
当社でも、以前お話したことのあるかただったおで、ご冥福をお祈りするつもりで遺品整理を引き受けさせて頂きました。短時間でしたがご遺族の方ともお話をさせて頂き、家の中のものは全て処分するということで了解を得ました。料金については、とりあえず5万円を頂き、不足分は後日お振込みいただくということになりました。
遺品整理はできるだけ早く完了させないと家賃がかさんでしまいます。ご依頼頂いてから2日後お部屋の片付けをさせて頂きました。
年配の方にありがちな「もったいなくて物がすてられない」。こちらの方もやはり同じような傾向があるようで、小さなアパートなのですが押し入れが2つ、天袋が1つ付いていましたがどこも満杯でした。本当は丁寧に分別しながら遺品整理しなければならないのですが時間との関係でまず部屋から物を搬出することを優先しました。20年くらい前の電気製品などがいくつもでてきました。多分袖を通したこともないような衣類もいくつもでてきました。そんなこんなで、夕方前には回収完了し、大家さんに確認をして頂きました。その後回収完了の写真を撮らせてもらい遺品整理は完了しました。
作業所に持ち帰った品物は全部分別して、衣類はリサイクルに、洗濯機と冷蔵庫、テレビは郵便局でリサイクル券を購入しリサイクル品取扱所に運搬。書類や手紙や写真はシュレッダーに、それ以外の物は家電品を除き産廃として処分しました。これでやっとご遺族の方に残りを請求させていただき、こちらの方の遺品整理は完了しました。生前のご本にを知っているだけに心に残る遺品整理となりました。